細粒剤散布する機械
播種作業の後、改めて除草剤を散布するのは結構な手間です。播種作業と同時に除草剤の散布を行うと工程が一つ省略できます。これは一度倉庫(作業ベース)に帰りタンクに水を貯め燃料を入れて圃場に移動し散布作業を行う。これらの作業が無くなります。労力、時間の削減は身体への負担減少と次の作業掛かりを早くできます。若しくは作業にゆとりができます。従来は風の影響とか、散布幅が散粒旋回板まかせで散布エリアがコントロール出来ませんでした。今回開発した機械はこれらを解決しております。また、隣の圃場で違う作物を栽培しているケースでも隣の圃場への影響なく散布できます。
2025年秋 播種雑草抑制概要と効果的な対策
まずは、2025年 秋のニンジン播き付け時の除草剤散布機の状況です。
面積にして推定 150ha前後の播きつけに使用していただきました。
雑草の発生は乾燥が進んだ11月下旬以降の播き付けでみられるようになりました。
しかし、管理をしっかりと行っている農家さんは雑草を乾燥の進んだ時期でも雑草をよく抑えていました。
雑草が散見された原因ですが 二点 あると捉えています。
1.除草剤薬剤微粉の堆積による散布口の面積減少。
2.圃場乾燥による薬剤効果の減少。
2026.02.09のブログに詳細を記載しています。
良好な雑草抑制を行っている農家さんのポイントをまとめると4点ほどになります。
1.一日の作業終了時にホッパーに薬剤を残さない。
容器に薬剤が残ったまま使用すると下記のトラブルが発生します。
細粒散布機 SU-18 トラブル対処事例 を参照。
一日ごとにブリッジを取り除くことが大切です。
簡易クリーニングモードの導入(シャッター部ブリッジ排出)を検討しています。
2.容器に内部に水分が入らないようにする。
薬剤中に含まれている水分が直射日光で温まるとホッパー壁面に結露して薬剤玉を形成します。直射日光を防ぐように付属の日除けカバーをお使いください。
夜間の結露も十分に気を付けてください。
3.散布薬剤は上限量を散布する。
圃場乾燥が進んだときは薬剤使用上限量の散布が効果的です。
散布量の設定が非常に微妙な機械です。乾燥が進む時期は散布量が少なくならないようにすることが雑草を抑制します。
4.ホッパーへの投入量は3~4割程度に抑えてください。
ホッパーの薬剤投入量は少ないほど圧密によるシャッター付近でのブリッジを防ぎます。
雑草を確実に抑制する。
細粒除草剤を散布した後散布エリアを歩いたり機械作業をするケースがあります。細粒除草剤の効果がこの部分は無効では? 心配になりますが2年間(2023,2024年)の圃場検証の結果問題なく雑草を抑制できております。
また、圃場の端は二度播きになるケースも発生します。除草剤が二度播きでニンジンに影響が出るのでは? これも非常に心配になりますが上記同様2年間の圃場検証の結果問題なく雑草を抑制できニンジンも影響なく成長しております。
播種、薬剤散布後の雨はどうなのか? これも非常に気になります。2-3mm程度の雨では支障なく雑草の抑制と種子の発芽は確認されました。
ただし、地域ごとの気候や土壌条件の違いをすべて検証した わけでありません。雨などの影響は少しづつ確認をしながら進めることも肝要です。
付加価値の付いた細粒除草剤の散布機
細粒除草剤は、雑草の芽吹き段階から効果を発揮するため、発生初期の管理に適しています。農業機械分野では、こうした薬剤を正確に散布できる機械が求められております。小規模な機械では時間がかかり、大型の機械では条件に合わない場合もございます。そこで、現場で実際に使う方からの声を反映した上で改良した機械を販売しており、作業の効率化や最適化をサポートしています。徳島にて、農業を支えるための様々な機械を販売しており、現場のニーズに寄り添ってまいります。